介護福祉士 第23回 老人・障害者の心理

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問題 1.

記憶に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1
エピソード記憶は、自分に起こった出来事や体験に関する記憶である。

2
短期気記憶は一定の時間的経過の後にも想起することができる記憶である。

3
意味記憶は、少ない容量の情報を一時的に保持する記憶である。

4
手続き記憶は、一般的な知識や概念に関する言葉の記憶である。

5
非陳述記憶は、人間の五感により知覚された記憶である。



問題 2.

認知症高齢者の心理と対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1
記憶力の低下は、行動や心理に影響を与えない。

2
人との交流ができなくなるので、社会的な役割を持つことは避ける。

3
それまでの暮らし方は心理に影響を与えない。

4
出来事全体の記憶力が低下しやすい。

5
施設に入所する場合、それまで使用していたものは持ち込まない。



問題 3.

視覚障害者の心理と対応に関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい。

1
中途失明者は、残存感覚に対する自信を失う。

2
援助者が安全を確認した上で誘導する場合には、多少強引に手を引いてもよい。

3
高齢期に失明しても、大半の人は訓練で単独行動ができるようになる。

4
視覚障害者は音声言語が使えるので、相手との会話には不自由しない。

5
視覚障害者が援助者との会話中に録音を希望するのは、信頼関係ができて
いないためである。



問題 4.

先天性聴覚障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1
手話は唯一のコミュニケーション手段である。

2
聴能訓練とは、講音指導や文章の読解力の向上のための訓練のことである。

3
言語発達に遅れが生じる。

4
成長とともに視力が聴力の代償となり、視力の機能が高まる。

5
耳元に口を寄せて大声で話をすれば会話ができる。



問題 5.

アスペルガー症候群(Aspergers syndrome)の特徴として、適切でないものを一つ選びなさい。

1
行動が常同的反復的である。

2
認知の発達に遅れがない。

3
男児に多い。

4
青年期から成人期へと症状は持続する傾向が強い。

5
読み書き計算が苦手である。



問題 6.

精神障害者への心理的な支援に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1
ピアカウンセリングでは、心理専門職がカウンセリングを行う。

2
アセスメントでは、複数の心理検査を組み合わせることが望ましい。

3
面接における転移とは、日常生活の問題を心に閉じ込めて表現できない状態を指す。

4
系統的脱感作法では、観察学習を重視する。

5
社会生活技能訓練では、家族の感情表出への教育的介入が行われる。



問題 7.

高齢者への心理的虐待に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1
虐待は、家族や介護者によってなされることが多い。

2
高齢者本人の財産を不当に処分する行為は、心理的虐待に含まれる。

3
虐待には、高齢者の障害の状況や心理状態に対する介護者の理解不足が関係する。

4
介護者の負担を周囲の者が認め、心労を軽くすることが虐待の予防につながる。

5
高齢者と介護者を社会から孤立させないために、周囲の人々が連携する。



問題 8.

回想法の特徴として、誤っているものを一つ選びなさい。

1
過去のことを取り上げるだけではなく、将来につなげる目的がある。

2
話したくないことは無理に引き出さない。

3
言葉だけでなく、写真や絵などの視覚的な刺激を用いる。

4
時間の見当識を高めるために、日付や曜日を確認する。

5
人生の節目の出来事を振り返ることにより生じる感情に注目する。


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