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老化に伴う心理と適応機制に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選び
なさい。
1 他の人との間に生じる劣等感情を、優越感情で補おうとする。 ― 補償
2 忍耐力や抑制がきかなくなることにより、人に依存する。 ― 反動形成
3 新しいことをなるべく避けようとする。 ― 投射
4 認めることのできない欲求を、他人の中にある欲求と考える。 ― 抑圧
5 自分の不安や緊張、葛藤などから逃げ出すことで安定を図る。 ― 合理化
現実見当識訓練(Reality Orientation:RO)に関する次の記述のうち、適切でないもの
を一つ選びなさい。
1 見当識障害を改善し、現実認識を高めることがねらいである。
2 24時間ROは、認知機能の障害が同じ程度のグループで行う。
3 名前や年齢、物の名前などの基本情報の反復学習を行う。
4 混乱や失敗に対しては、肯定的・受容的に対応する。
5 教室ROでは、ゲームを取り入れるなど参加者の相互交流を図る。
先天性視覚障害児の障害形態と発達に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ
選びなさい。
1 1歳ごろの早期から教育訓練を始めないと、発達が停滞する。
2 バーバリズムとは、適切な概念やイメージの裏づけがないままに、言葉だけ学習してしまう状態のことをいう。
3 視覚的には理解できないが、2歳ごろから視覚障害であることは自覚している。
4 代償機能とは、聴覚がより発達し、視覚機能の情報収集力を超えていくことである。
5 身体を揺するなどの自己刺激的な行動をとるのは、外界からの刺激が過剰なためである。
認知症高齢者への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 誤ったことをした時は、間違った点を指摘し、反省を促す。
2 感情が不安定なので、日常生活面で心理的刺激の効果は望めない。
3 認知機能が低下することから、知的な作業は負担となるので避ける。
4 生活の場面で出来ることを見つけて支援する。
5 発症には様々な原因があるが、原因の違いにより対応を変える必要はない。
ピアジェ(Piaget,J.)の思考の発達段階に関する次の記述のうち、年齢の低い方から高
い方へ並べたものとして、正しいものを一つ選びなさい。
1 前操作的段階 → 具体的操作段階 → 感覚運動段階 → 形式的操作段階
2 前操作的段階 → 形式的操作段階 → 具体的操作段階 → 感覚運動段階
3 感覚運動段階 → 具体的操作段階 → 前操作的段階 → 形式的操作段階
4 感覚運動段階 → 前操作的段階 → 形式的操作段階 → 具体的操作段階
5 感覚運動段階 → 前操作的段階 → 具体的操作段階 → 形式的操作段階
ピア・カウンセリングの技法に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに
×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 相手に自分の体験を話す際は、「私の場合は」といった話し方をする。
B ピア・カウンセラーの役割は、仲間を指導することである。
C ねらいとして「感情開放」が取り入れられている。
D 「セッション」では、互いに対等の立場で交互に話し合う。
A B C D 1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○
高齢者の認知機能の測定に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ
選びなさい。
1 ビネー式知能検査は、65歳以上の知能を測定するのに適している検査である。
2 横断法は、老化に伴う個人の知能の変化を追跡するのに適している検査である。
3 「MMSE」は、日常生活の様々な行動観察から知能を評価する検査である。(注)「MMSE」とは、ミニ・メンタル・ステイト検査(Mini-Mental State Examination)のことである。
4 ウェクスラー式知能検査は、言語性と動作性の両面からの問題によって構成される検査である。
5 柄澤式「老人知能の臨床的判定基準」は、知能の低下を言語面から測定・判断する検査である。
パーキンソン病によって起きやすい心理的影響に関する次の記述のうち、適切
なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しい
ものを一つ選びなさい。
A 病名を告知されると本人だけでなく家族も同様に不安にかられる。
B 今しかできないという焦る気持ちが強くなり、仕事や趣味に意欲的になる。
C 歩行中に突然歩けないと助けを求めるのは、一種の甘えの表現である。
D 「自分は役に立たなくなった」と感じて孤立感に陥る。
A B C D 1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○
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