介護福祉士 第20回 レクリエーション活動援助法 解説


[問題1] 解答5

「創作的活動 〜  生産活動  〜 社会との交流の促進」 が正解。
最低でも次の条文は頭にいれておきましょう。
(国民の責務)
 第三条  
すべての国民は、その障害の有無にかかわらず、障害者等がその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営めるような地域社会の実現に協力するよう努めなければならない。

(障害者の定義)
 第四条  
この法律において「障害者」とは、身体障害者福祉法第四条に規定する身体障害者、知的障害者福祉法にいう知的障害者のうち十八歳以上である者及び精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五条 に規定する精神障害者(知的障害者福祉法にいう知的障害者を除く。以下「精神障害者」という。)のうち十八歳以上である者をいう。
    
 第四条の2  
この法律において「障害児」とは、児童福祉法第四条第二項に規定する障害児及び精神障害者のち十八歳未満である者をいう。



[問題2] 解答1

A 正しい。
レクレーションにかかわらず、どの事業をやるにも施設職員全体の理解が必要です。
事務職・介護職・看護職・現業職など全ての職種のチームワークが大切です。

B 正しい。
この場合の作業療法士の役割は、認知症のかたのできることやできるだろうと予測されていることを引き出して、それを支援しケアしていく中で、症状を軽くし症状の進行を和らげるための手助けをすることです。

C 正しい。
レクリエーション活動においては、施設の関係者だけでなくボランティアからも賞賛されることは、メンバーの大きな自信となります。
また、間接的に地域との交流という面で意義があります。

D 援助者は共通認識の下、利用者に対しサービス提供することが、チームワークの強化につながります。



[問題3] 解答2

A 正しい。
何時、どこで、どのようなメンバーが、なになにをした…、他に準備品やレクリエーションの感想などの記録も大事です。

B 正しい。
数量化された尺度というのは、例えば個々の評価事項で10点満点でどのくらい達成されたか…といったことだと思いますが、当然そのような評価方法もありえます。

C 予算については、次のレクリエーションを実施するための大事な参考となるものです。

D 正しい。
当然必要な評価対象です。



[問題4] 解答3

A 正しい。
問題文からは、ボランティアとの会話を楽しんでる様子が伺えます。

B 認知症の方は新しいことを覚えるのが苦手になります。
その結果、同じことを何回も言ったり尋ねたりして不安一杯になったりします。
陶芸はFさんにとって新しい分野ですから、控えた方がいいでしょう。

C 正しい。
自宅にこもらず散歩することは、いい気分転換になります。

D 正しい。
問題文にもあるように音楽はFさんの好みの一つのようです。



[問題5] 解答1

A 正しい。
「勝負のつきやすいゲーム」の反対は「勝負のつきにくいゲーム」ということになりますね。
認知症の方にとって高度の記憶力や判断力を要求されるようなゲームだとしたら、ストレス一杯になって楽しむ事などできないでしょう。
ですから、「勝負のつきやすい」ゲームで正解です。

B 正しい。
昔話などを取り入れた回想法は、認知症のケアに効果があるといわれています。

C 脳梗塞による左半身麻痺があり、杖歩行です。

D 歌でもゲームでも、認知症の方は新しいことを覚えるのが苦手になります。



[問題6] 解答4

A 老人施設等では、ボランティアに対して介護介助やリハビリをさせていません。
事故につながる恐れがあります。

B 正しい。
コミュニケーションの潤滑役としてのこの行為は、ボランティアの役割に入ります。

C 正しい。

D 正しい。