介護福祉士 第19回 リハビリテーション論 解説
[問題1] 解答4
健康の保持増進 ― リハビリテーション ― 能力の維持向上 |
[問題2] 解答1
A | 正しい。 脳卒中のリハビリはリハビリテーション学会でも指摘されているように、座位開始をもって積極的リハビリテーションの第一歩としている。 そのことによって、起立性低血圧や起立性の貧血なども予防することができる。 |
B | 正しい。 脳卒中の後遺症では嚥下(えんげ)能力や咀嚼(そしゃく)能力が落ち、誤嚥や肺炎の危険性が高まるため、口腔衛生に注意しながらのリハビリは重要。 |
C | 正しい。 |
D | 筋力の強化に有効なのは、関節可動域訓練を主とする他動運動ではなく、自動運動である。 |
[問題3] 解答3
A | 正しい。 避難生活が長期化すると活動が不活発になる。 日常動作が少なくなると、心肺や筋肉、脳などの全身機能が低下して廃用症候群になりやすくなるので、その予防が必要である。 |
B | 車いすを使うと、ますます筋力が落ちてくる。 |
C | 日中、横になってばかりだと、筋力も心肺機能も低下してくる。 |
D | 正しい。 |
[問題4] 解答3
A | 正しい。 寝たきりの防止と家庭復帰を目的として、そのためのリハビリテーションを集中的に行うための病棟である。 |
B | この分類は、国際生活機能分類(IFC)ではなく、WHOが最初に作成した障害に関する国際分類である国際障害分類(ICIDH)の文書である。 |
C | どちらも居宅サービスである。介護保険法第8条。 |
D | 正しい。 リハビリテーションでは医学的、心理的、職業的、社会的な観点等から、対象者の目標のために、その援助方法を設定した個別のプランが必要になってくる。 |
<参考:国際生活機能分類(IFC)> WHOが作成した障害に関する始めての国際分類である国際障害分類(ICIDH)は障害の構造を明らかにした点などで画期的なものであった。 しかし、障害をマイナスの側面からしか捉えていない、環境が障害に与える影響に関しての配慮がなされていないなどの問題点も指摘されていた。 そのため2001年5月に、新たにWHOが採択した障害に関する新しい国際生活機能分類(IFC)が作られた。 この基本概念は 1:「心身機能・構造」(心身の働き) 2:「活動」(身の回り動作などの生活行為) 3:「参加」(家庭や社会の中での役割)の3者からなる。 |