介護福祉士 第20回 障害者福祉論 解説
[問題1] 解答4
1 | 65歳以上が約62%と最も多い。 |
2 | 肢体不自由が圧倒的に多く、次が内部障害者が多い。 |
3 | 8〜64歳が最も多く約50%、次に多いのが18歳未満で約30%。 |
4 | 正しい。 約90万人と気分(感情)障害=そううつ病が多い。 |
5 | 約20万である。 |
[問題2] 解答5
1 | 正しい。 障害者自立支援法の柱のひとつは、身体障害、知的障害、精神障害と種類別に法律があったのを、あらゆる障害についてこの法律で対応する(障害者施策の一元化)としたことです。 |
2 | 正しい。 利用者本位のサービス体系に再編するために、33種類に分かれていた体系を6つの事業に再編しました。 |
3 | 正しい。 要介護1から要介護5までの5段階プラス要支援の6段階に分けられました。 |
4 | 正しい。 自立と共生の社会を実現し、障害児・者が地域で安心して暮らせる社会に…というのが障害者自立支援法の理念です。 |
5 | 障害者自立支援法の柱は「応能負担から応益負担へ」です。 応益負担とは、受けたサービスに応じて支払い負担を一律1割にする」というとり決めですが、今までの福祉政策とはまったく異なった考え方です。 この問題は応能負担=(利用者の負担能力に応じて)ということです。 |
[問題3] 解答1
A | 正しい。 平成15年度を初年度とする新障害者基本計画が策定されましたが、この新障害者基本計画は、「リハビリテーション」と「ノーマライゼーション」の理念を継承するとともに、障害の有無にかかわらず、国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」の実現を目指しているものとなっています。 |
B | 正しい。 1951年代「デンマーク知的障害者親の会」が発足します。この会は、自分たちの子どもを守り、親同士の親睦をはかり、情報を交換し、相互協力と相互扶助を目的として設立されました。 やがて、社会省知的障害者福祉の担当者バンクーミッケルセン氏が「親の会」の願いに共鳴し、協力するようになりました。 この動きの中から「ノーマライゼーション」という考え方が生み出されました。 |
C | 国際連合の国際障害者年のテーマは「完全参加と平等」ですね。 すなわち、障害者が社会生活、地域社会の発展に参加して、生活向上の配分を受け、他の市民と同等の生活を享受する権利を実現すべきであるという考え方にもとづくものです。 ですからノーマライゼーションのテーマではありませんでした。 |
D | 正しい。 デンマークのバンク・ミッケルセンの思想を引き継いだのがスウェーデンのB・ニルジェです。 彼は、大規模収容施設である「大型コロニー」を批判したことで有名です。 |
[問題4] 解答4
A | 盲学校、聾学校、養護学校が、2007年4月の学校教育法改正によって「特別支援学校」に一本化されました。 この名称変更は、障害の種類によらず一人一人の特別な教育的ニーズに応えていくという理念にもとづくものです。 |
B | 正しい。 国・地方公共団体は2.1%、民間は1.8%です。 |
C | 正しい。 このバリアフリー新法はハートビル法、交通バリアフリー法を統合したものです。 成立は2006年6月ですが、この両法の対象外だった道路、路外駐車場、都市公園を追加、新設・改良時のバリアフリー化を義務付けました。 |
D | 福祉サービスの利用については、判断能力が十分でないため自らの判断で適切なサービスを選べず、自分にあったサービスを利用できない場合や、近年問題になってる、高齢者や障害のある方の年金を家族や第三者が勝手に利用するケースがあったり、悪徳商法・訪問販売の被害、リフォーム詐欺などの被害が社会的問題となっています。 このようなことがおこらないように、福祉サービスを利用する際のお手伝いや利用料の支払い、日常的な金銭管理などが「福祉サービス利用援助事業」(都道府県社会福祉協議会が実施主体)として行われています。 |